小児科 水いぼ

2011年4月30日土曜日 12:35

【トピックス】 ”水いぼ(伝染性軟属腫)”について  2010年5月

【水いぼとは】
 ウイルスが原因で、1〜5mm位の表面に光沢のある半球形のいぼが体中に出ます。放っておいても自然に治りますが、伝染性が強い病気です。
【感染経路】
 肌の接触や、タオルを共有することで感染する、接触感染です。
【好発年齢】
 5〜6歳ごろがピークで3〜15歳くらいに多く見られます。
【治療】
 根本的な治療はピンセットで摘み取って消毒したり、液体窒素で凍らせて取ることですが、痛みを伴うため、治療はケースバイケースで異なります。
 特別な治療をしなくても、ウイルスに対する免疫ができてくるので、自然に治癒すると言われていますが完全に治癒するまで数年かかることがあります。  
当院小児科では・・・
◆水いぼをピンセットで摘み取る方法です。
 水いぼの数が多い場合は、1時間前に痛み止めのテープをいぼ一つひとつに貼っていき、痛み止めが効いた時に摘み取ります。痛み止めの麻酔は完全に痛みが取れるものではなく、効果の有るお子さん、無いお子さんとさまざまなようです。数が少ない場合はテープを貼らずに摘み取ります。   
◆硝酸銀+小麦粉を混ぜたものを、いぼに塗ります。その後、ドライヤーで乾燥させます。
 この方法は痛みが軽いメリットはありますが水いぼがなくなるまでに時間がかかるため、週1〜2回のペースで通っていただきます。摘取る方法に比べ、患部1つひとつに塗っていく作業を繰り返すのでまだ状況を理解ができない2歳以下のお子さんは難しい場合があります。(こちらは処方できるものではありません。病院で行います)

※当院小児科では?の治療法がほとんどです。数が少なければ受診は1度で済むこともありますが1度取っても半月〜1ヵ月後で再び出てくる可能性もあります。
麻酔のテープで完全に痛みを取り除く事は出来ないので痛みや摘まれる恐怖で泣いてしまい抵抗することが予測されます。治療が不可能な時は無理に行なうことはしません。あまり数が多いときや小さくてピンセットではつまめない水いぼは、日にちを改めて摘み取ることもあります。

 

 

 当院皮膚科では・・・
◆1時間前に痛み止めのテープをいぼ一つひとつに貼っていき、ピンセットで摘み取る方法(短期治療)
 上記同様。
◆液体窒素で凍らせて水いぼ部分を壊死させる方法です。
 この方法も1回では取れないので週に1回の頻度で通院していただくことになります。(長期治療)

【予防法】
 ・いぼのある方のタオルは共用しない。(洗濯すれば使用しても大丈夫)
 ・プールのあとは十分に身体を洗い流しましょう。プールの施設によって水いぼが完治するまでできない場所もあるようです。
 ・自家接触で他の部位に広がることもあるので、爪を短く切って水いぼの部分は触らないようにしましょう。
 
※当院で?の治療法を希望された上で来院されるときは、テープの麻酔を貼ってから1時間くらいしてから治療に入りますので時間のゆとりを持って来院して下さい。電話で水いぼ除去を希望していると言っていただければ混み具合を見て、おおよその来院時間をお伝えできる時もあります。

 痛み止めの麻酔テープはリドカインという薬剤がしみこまれています。小さいお子さんは麻酔を使った経験がほとんどないため痛み止めのテープを貼ってから一度帰宅する場合は貼付後体調に変化がないか看護師と確認してから病院を出てください。