小児科 溶連菌感染症

2011年4月30日土曜日 12:43

【トピックス】 溶連菌感染症について

【溶連菌とは】
  溶連菌とは、正しくは溶血性連鎖状球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)という細菌の一種です。
【潜伏期間】
  潜伏期間は2〜3日で、鼻や痰・だ液などから直接、または、この菌で汚れた物を手で触ったことでうつる間接的な感染を起こしたりします。
【症状】
 症状の特徴は、発熱と咽頭痛で、咳(せき)はあまりでません。
 溶連菌により、引き起こされる病気は色々あり、年齢や、細菌の付く部位によって違います。咽頭に付いたら咽頭炎、耳に感染すると中耳炎、肺に感染すると肺炎になります。この菌に感染してもっとも怖い病気が、発熱して2〜3週間後に起こる腎炎リウマチ熱です。
 【腎炎になると】
 熱が下がって元気になってから頭痛、食欲低下、顔や手などにむくみ、おしっこが赤くなる血尿などがでます。心臓の弁膜症を起こすことがあります。

 【リウマチ熱になると】
 感染症が治った後、再び発熱したり、肘(ひじ)・膝(ひざ)・かかとなどの関節を痛がったり、手足に赤い輪のような発疹が出てきます。
  このようにとても怖い病気をおこす菌ですが、抗生剤物質が良く効くのできちんと治療すればリウマチ熱を起こさずに済みます。

【溶連菌の検査】
 専用の検査キットを使って、15分〜30分くらいで結果が出ます。
【溶連菌と診断されたら】
1.最低10日は指示された抗生剤を飲み続けてください。たとえ熱が下がっても、医師の指示どおり、お薬がなくなるまで飲ませましょう。      
2.兄弟や両親にもうつる可能性があります。家族中で、うがい・手洗いを続けましょう。
3.腎炎を発症していないか把握するために、指示された尿検査は必ず受けましょう。
  指示どおりお薬を飲みおわった後でも再発することがあります。
【療養生活上のアドバイス】
 【食事】
?特に制限はありませんが、刺激の強いものは避けましょう。(カレーライス、酸味の強いもの、辛いものなど)
?熱が高いときには、湯冷まし、番茶などで水分はたっぷりとりましょう。
 【おふろ】
 全身状態が良ければ、シャワー浴やおふろに入っても構いません。
 【外出】
 発疹のある間は、家の中で過ごしましょう。解熱して発疹が目立たなくなったら外出可能です。
 【登園・登校】
医師の判断で登園・登校が可能となります。ただし、登園・登校の再には「登園許可証」や「登校許可証」が必要となりますので、所属の園や学校へご確認下さい。

【登園・登校許可証の作成費用について】
 当院では、板橋区内の保育園・幼稚園・小学校・中学校に通うお子様でしたら、「登園許可証」「登校許可証」の作成費用は無料です。