こんにちは! 小豆沢病院看護学生室です。 今日は小豆沢病院と医科診療所が行っている取り組みについての記事を紹介したいと思います!

 「90歳以上の通院患者さんの訪問行動」

小豆沢病院と医科診療所で、90 歳以上の通院患者さんの訪問行動に取り組んでいます。

通院中の患者さんの場合、在宅療養中の患者さんと異なって、介護保険の利用状況や生活状況を案外把握できていません。

通院されていた患者さんが急に来院されなくなった場合でも、その理由がよくわからないことも多くあります。

今回は様子を伺い、熱中症予防を目的とした訪問です。

4 件訪問して2 人の方とお話しすることができました。

訪問した女性では、介護保険でデイサービスに半年間通っていましたが事情があり現在は通っていないとのこと。そのため外出の機会が少なく、小豆沢病院には月1 回ヘルパーさんに車いすを押してもらって通院。

それ以外ではシルバーカーを押して時々近所を散歩する程度で部屋に一人でいる時間がほとんどです。なお足が悪いため屋内でもシルバーカーを押しての移動です。

私たちの訪問を喜んで下さり、たくさんお話をしていただきました。その中で「小豆沢病院は親切な病院ですね」と話されたことを嬉しく思いました。

今回の訪問対象は90 才以上の方です。

お話しできたお二人の方からは「不安」という言葉は直接聞かれませんでしたが、特に独居の場合には「何かあったときにどうするか」ということが一番の不安ではないかと思います。

また、他の人と話す機会をつくることが大切だと思いました。

健康友の会をご紹介して、健康班会やおしゃべり喫茶などにお誘いしていきたいです。

この夏、医学生・薬学生・看護学生の合同企画で「患者さん訪問」を行います。

医療従事者を目指す高校生の皆さんもぜひ来てください。

地域の患者さんに直接触れ、私たちと一緒に働く仲間になってほしいと思っています。