看護師(保健師) 卒後研修のご紹介

 看護職のライセンスを本当に活かすためには、資格取得後の第一歩となる卒後教育の内容がとても大切です。医療・看護の進歩が早い今日、基本的な看護技術・理論を磨くことはもとより、患者さまを看る視点や看護観を養うことが大切な時期です。根拠を抑えつつ総合的な医療貢献が出来る人になってもらいたい・・・、あらゆる看護の現場に”育てるエキスパート”がおり、保健師としての土台作りもお任せの教育制度をご紹介します。

 

小豆沢病院の卒後教育が充実している3つの理由
- そして、やめない絆 -

1.歴史あるプリセプターシップの存在
-層の厚い教育-

プリセプター
 配属のプリセプティー(新人看護師)ごとに担当する3~5年目看護師。最も大切な1年間の教育にあたる中心的な役割。精神面を含めバックアップ、話しやすい存在として良き相談者、アドバイザーとなる。

プリセプターリーダー
 プリセプターとプリセプティーが良好に教育を進めていけるよう、状況を把握・援助する。その時々に生じた問題をスタップに提起し、話し合いの場を設定するなど、プリセプターシップの運営が向上するように働きかける。(中堅看護師)


先輩たちのおかげで、
ここまで成長
できました

 入職してから自分の成長のペースに合わせた指導を先輩たちがおこなってくださいました。新人の私たちにとってプリセプターはお姉さん的存在であり、何でも相談できる先輩です。
 プリセプターを中心にスタッフに支えられながら、技術や知識を学ぶ事ができ、ここまで成長する事ができたと思います。
(3階内科病棟 2年目 秋元歩美)


共に悩み・考え・
成長できる教育体制


 職場のスタッフみんなで教育、指導に取り組んでいます。ただ、基準通りに指導していくだけではなく、個々の技術やペースに合わせ、指導を行うため、1年後には、皆が足並みそろえりっぱな看護師に成長しています。共に悩み、共に考え、共に成長し合える教育体制だと思います。
(3階内科病棟 13年目 見上祐子)

 

2.在宅分野も視野に入れた、3年間の研修
-病棟から、診療所から-


不安があっても、
スタッフに支えられました。

 1年目は、診療所、2年目からは病棟に異動し、働いています。
 病棟にきた時は、不安があり、本当に自分が看護師としてできるのか、心配でした。しかし、プリセプター中心に、病棟スタッフに支えられながら、知識技術、精神的に、大きくなったと思います。
 私も、これから入職してくる新人ナースを支えながら、一緒に学んでいきたいです。
(2階内科病棟主任 宍戸智子)

 

 


信頼できるスタッフの
中で成長したい


 1年目は、診療所勤務でした。そこでは、病院より退院し、通院している方、在宅で療養している方の生活背景を、往診・訪問を通じて知ることができました。
 2年目から現在は病棟で働いています。夜勤や、検査等の技術や手術、終末期など様々な患者さまに出会い様々なことを学びました。診療所の患者さまが入院し、また、退院するとき、在宅とのつながり、連携がわかりました。
 まだまだ学ぶべきことは多いですが、信頼できるスタッフの仲で、成長していきたいと思っています。
(2階内科病棟主任 川口寛和)

 

3.立ち止まって看護観を深める、ケーススタディ
-じっくりサポート-

 忙しい毎日だけれど“自分たちの看護はどうなのだろう”と追及し向上心を忘れないために欠かせません。
1年目
プライマリーレポートの取り組み。それぞれの現場において、疾患だけでなく、生活の場からも捉えられる視点を養います。
2~7年目
症例まとめ・看護研究など。取り組み方は個人や同期仲間で、また同じ職場の先輩とでも構いません。
いずれも、様々な職場の看護師が参加する発表会を開催します。そこでのディスカッションは看護の振り返りをより深めることができます。


看護を振り返り、
学びとなる症例への取り組み

 

 日々の看護を振り返り1年目は仕事をすることにいっぱいいっぱいでしたが、2年目になり患者さまに「ありがとう」と言ってもらえるよう患者さまの思いを大切にしていきたいと思っています。
 これまでの症例を振り返ると、1年目は3回(年に)主に担当患者さまを事例に挙げ自分が疑問に思ったことをテーマにし、疾患から精神面まで改めて見つめなおすことができ、とても良い機会になりました。1年目に日々自分の行動又は看護を振り返ったり、病状について細かいところまで把握するのは難しいので、症例を通して改めて学ぶ事も沢山あります。日頃から支えていただいている先輩や先生方、患者さまにはとても感謝しています。
(3階内科病棟 4年目 神田明日美) 


症例をまとめることは、看護師としてだけでなく人間的にも成長できる


 日々の業務をこなす中、症例をまとめることは大変ですが、自分やチームで行っている看護がどうだったのかと見つめなおす良い機会となります。そのときは見えてこなかったことや、考えつかなかったことが発見され、改めて自分たちの看護を振り返ることができると感じています。症例を通じて感じることは、看護師として年数を重ねても、日々学習であると実感することができます。
(2階内科病棟師長 鈴木洋子)

 

 

 
開催月
    主な同期集合研修

 

4月

法人新人教育研修(1週間)
 
新人職員合同研修。合宿を含め、チーム医療を進める第一歩として仲間の連帯感を養います。民医連・健康文化会の歴史・目指す医療について理解を深めたり、社会人としての接遇も学びます。

 

看護部オリエンテーション
 
看護の歴史、プリセプターシップについて、
 看護職場ローテーション、看護技術の修得

医療安全研修① 救命救急①


1ヶ月のまとめ

6
医療安全研修② 
7
 3ヶ月のまとめ、他職種研修
8.9
慣れ夜勤~夜勤開始  救命救急②
10
 6ヶ月のまとめ
法人6ヶ月研修
東京民医連6ヶ月研修
11
外来・透析室研修
12
院内事例検討会
3

1年間のまとめ
 (プライマリーケースレポート)
医療安全研修③
2年目研修オリエンテーション 

 

 

看護研究の進め方
医療安全学習会
院内事例検討会
チームナーシング 接遇
2年目のまとめ
3年目研修オリエンテーション
東京民医連2年目研修

 

 リーダーシップ研修
院内事例検討会
医療安全学習会
3年目のまとめ
中堅の役割
東京民医連3年目研修
 以降は、中堅、ベテラン、役職者研修と続きます。
すべて時間内保障です。

 

 すべてのひと安全確保に頑張ります

 感染管理認定看護師に期待される能力は「院内感染の効果的な予防、および管理ができる。施設の中心となって感染管理を推進するためのシステムを構築することができる。」とあります。
 感染予防活動の対象は患者さまだけではなく、ご家族、職員など病院に関わる全ての人々です。また病院内にとどまらず診療所などの在宅・地域の方々にも活動を推進していくことが求められています。認定看護師としての活動はまだ始まったばかりですが、全ての人々の安全が確保できることを目標に日々頑張っていきたいと思います。
(感染管理認定看護師 古川美由紀)

 

 

お問い合わせ

 


看護学生問い合わせフォームは
こちら