病院・診療所実習

 

 

 

研修医からのメッセ-ジ  

                     

                      (1年目研修医・琉球大学)

 

 

プライマリ・ケアというのは、患者さんが病気になったり怪我をしたときに最初にかかる窓口的な医療を指します。大学病院で行っている医療はどちらかというと、専門性の高い疾患に対する治療です。風邪をひいた、お腹が痛くなった、頭が痛くなった、そういう時に大学病院にかかる人はあまりいません。初診料が高いから、待ち時間が長いから、など最初に大学病院を選ばない理由は色々ありますが、実際、大学病院は機能として専門性を高め、高度先進医療を提供することを目的としているのです。継続的に患者さんと付き合ったり、common deseaseと呼ばれる疾患を気軽に受診するのに向いていません小豆沢病院は地域住民のプライマリ・ケアを担う病院として、プライマリ・ケアという 言葉が医学生や一般の人に浸透するずっと前から、総合的・継続的に患者さんを診ることを行ってきました。だから自信を持って、プライマリ・ケア体験を提供できるのです。誰が来てもどんな人が来ても対応できるプライマリ・ケア医としての能力を持つことは、生涯医療従事者として生きていく者にとって必要であると厚労省でも述べられています。しかしながら、新しい臨床研修医制度では、プライマリ・ケアを学んだ医師が必要であるとしながらも、大学病院で研修することを推奨するような制度となっています。もちろん、医師にとって、専門性の追求や学術的視点の養成は重要であり、大学で研修することはとても有意義であると思いますが、大学病院のみではプライマリ・ケア能力を十分に得られるとは考えにくいのです。そうした意味でも、ポリクリで見ている医療と小豆沢病院で見る医療を体験という形で比較・検討することは有意義であると考えます。自分の将来像を掴む一助となるかもしれません

 

 


 ■2010年度 プライマリケア体験実施について

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