救急処置講座:心臓マッサージとAEDをしてみよう

2017年8月25日金曜日 9:23

小豆沢病院では医療の質向上委員会の企画で、7月に職員向けに救急講座を行いました。
今回のテーマは「AEDを使ってみよう!」でした。
町中やお店で見かけることが多くなったAED。でも実際に、緊急事態に遭遇した時にどう使うのだろうか?職員でもなかなか使う機会がありません。内科医の渡辺先生から、どういう状態の時に、どうやって使うのかなどの話を聞きました。

 AEDとは、心室細動(心臓がブルブル細かく震え血液を流すポンプ機能を失った状態)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。2004年から医療従事者だけでなく、一般の方も使えるようになりました。
 
まず初めに看護師がお手本を見せてくれます。人形に向かって心臓マッサージの一連の流れの中で、AED使用のお手本を見せてくれました。その後、職員1人ひとりが交代で、心臓マッサージとAEDを実践していきました。
 
AEDを準備するまでの間、AEDの間、AEDのない時は心臓マッサージを行います。
AEDは音声に従って、使うだけなので冷静になればだれでも扱えるものだと知りました。また、電流を流すかどうかはパッチを貼って、機械が判断してくれるので、安心です。
今回の講座を通して、心室細動の患者さんを助けるのは時間との勝負。1分経過ごとに助かる確率が10%づつ下がっていくそうです。
非常時には勇気を持って、心臓マッサージ、AEDをしてみよう、ということを学びました。